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古墳は邸の裏庭にあった。墳丘の前面は大きく削り取られて崖になり、家屋の軒に接している。径20mほどの円墳だという。この古墳も南に開いた横穴式石室がもつ。石室の全長12.9m、玄室の長さ5.3m、幅3m、高さ3.3m、巨石を3,4段に積んであり、この地域では新宮山古墳とともに、抜きん出た規模だそうだ。 羨道の入り口の鉄柵には施錠されていない。老人に促されて中に入ってみる。暗くてよくわからなかったが石舞台古墳よりも広い気がした。玄室の奥には石仏が立っているように見えた。老人の話によると、西尾家の裏庭の池は古墳の壕をつぶして利用しているという。帰りに正門脇の部屋に陳列してある出土品を見せてくれた。部屋には入らなかったから判然としないが、高坏などの陶器や、石室の排水に使われたと思われる土管がが陳列棚に並んでいる。 |