4月を迎えてようやく春めいてきた明日香の里

撮影 平成23年4月1日

サクラの開花が待たれる石舞台古墳 (撮影 2011/03/01)


飛鳥川べりの木蓮とモモのコントラスト
■ 今日から4月。例年ならそろそろ各地でサクラの満開の便りが聞かれる頃だ。今年は異常気象のせいか、花の便りもずいぶん後にずれ込みそうである。それでも、暦が一枚めくれて本日は春の暖かな日差しが注ぐ一日となった。その陽気に誘われて、春の訪れを探しに明日香の里を訪れた。

■ サクラの満開の便りを待たずに出かけてきたのには、理由がある。小生がHPのレポートに挿入している写真は愛用のデジカメで撮影してきた。ところが、最近ズーム機能が効かなくなった。そのことを知人に話すと、古いタイプだが一眼レフのデジカメラが一台余っているから提供すると譲ってくれた。しかし、今まで一眼レフのデジタルカメラなど扱ったことがない。

■ まずは慣れるためにどんどん試し撮りをしてみろとは知人のアドバイスである。そんな訳で、現在の明日香の春の表情を試し撮りすることにした。以下のスナップは、彼から譲り受けたカメラで撮影したものである (マウスでクリックすれば、画面いっぱいに拡大表示できる)。

甘樫丘東麓遺跡付近の菜の花畑

■ 西暦645年6月の乙巳(いっし)の変で蘇我入鹿(そがのいるか)が改革派のクーデターで倒れた。その入鹿の邸宅が現在の甘樫丘の山麓にあったとされている。候補とされているのが、発掘調査で明らかになった甘樫丘東麓遺跡である。昨年度はこの遺跡の調査が実施されず新しい知見が得られなかった。だが、遺跡の横の菜の花畑は今年も鮮やかな花をつけた。

野口・橘付近

■ 明日香で見つけた唯一の開花したサクラの木は、「野口」交差点の近くのしだれ桜だった。交通の激しい道路脇で、けなげに咲いているが排気ガスで色がくすんでいるのに哀れを感じた。それに引き替え、「太子の湯」の駐車場脇に咲くユキヤナギの白さは春の日を受けて鮮やかだった。

野口交差点近くのシダレサクラ 太子の湯のユキヤナギ

稲淵・阪田付近

■ 棚田で知られる稲淵に菜の花の畑があったのを思い出した。太子の湯から稲淵に出るのに朝風峠を越えて行くことにした。自転車を押しながらの上り坂は苦しかったが、峠から見る稲淵山が美しかった。だが、今年は菜の花が咲いている田は一面しかなかった。坂道を下って阪田の集落で坂田寺跡に立ち寄った。レンギョウの植え込みがすでに時期を過ぎていた。

稲淵の棚田の一枚が菜の花畑だった 坂田寺跡のレンギョウ(連翹)

石舞台古墳付近

■ 蘇我馬子の墓とされる石舞台古墳の周囲にはサクラの木が植えられていて、明日香の桜の名所の一つとされている。だが、まだやっとほころびはじめたばかりである。おそらく見頃は来週後半だろう。その代わりに近くの山麓に植えられたモモの花が色鮮やかだった。古くはこの石舞台周辺の地を桃原と呼んでいたことを思い出した。

石舞台古墳近くの桃の木の林 菜の花越しに見た石舞台古墳





2011/04/01作成 by pancho_de_ohsei

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