2009/02/11

遷都前夜・藤原京ラジオウォークに参加して古都を歩く


今は静かに眠る古都飛鳥・藤原京を巡る

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ラジオウォークのルートマップ

■ 毎日カルチャースペシャルのラジオウォークは今年28回目を迎えた。来年は平城遷都1300年の節目の年であり、それにからめて今年は「遷都前夜・藤原京ラジオウォーク」と銘打ち以下のコースが設定された。

藤原宮跡→天香久山→大官大寺跡→飛鳥坐神社→万葉文化館→飛鳥寺→入鹿首塚→飛鳥水落遺跡→飛鳥川遊歩道→藤原宮跡

■ 藤原宮大極殿跡を起点として、万葉文化館で折り返す全長9.7キロのコースは、歩くにはかなり厳しい。万端の準備を整えて、近鉄の八木駅に向かった。9時半にそこで、友人のY君および彼の友人のK氏と落ち合い、臨時バスでスタート地点の藤原宮大極殿跡に向かった。

■ 我としたことが、ラジオウォークというのに携帯ラジオを忘れてきた。幸い会場で携帯ラジオを売っていたので事なきを得た。一応名の知れた電気メーカの製品だったが、なんと1800円という安さだった。裏のケースをみたら、Made in Chinaだった。

■ 青山茂・帝塚山短期大学名誉教授や猪熊兼勝・京都橘大学名誉教授、上野誠・奈良大学教授、俳人の黛まどかさんらのトークをラジオと通して聞き、友人たちと語らいながらの散策は、それなりに楽しかった。本日訪れたルートをスナップ写真で紹介しよう。


スタート地点・藤原宮大極殿跡

●今にも泣き出しそうな曇り空など何するものかと、陸続と集まってくるラジオウォーク参加者 ●スタート会場の周囲にテントを張ってがんばる店も売り上げは上々のようだ。

●会場に設けられた特設ステージで歌う飛鳥美人? ●隊列を組んでいざ出発。スタートからゴールまで約9.7km道のり、皆さん、ご苦労さん


畝尾都多本(うねおつたもと)神社

●泣沢女神(なきさわめのかみ)を祀る畝尾都多本神社の参道 ●参道脇の万葉歌碑
哭沢の神社(もり)に 神酒(みわ)すゑ祈れども わが王(おおきみ)は 高日知らしぬ  (巻2-104) 
揮毫:猪熊兼繁


天香山(あまのかぐやま)神社

●占い(亀卜あるいは鹿卜)を掌る櫛真知神(くしまちのかみ)を祭神として祀る神社。境内に占いをするとき用いる波波迦(ははか、ウワミズザクラの古名)の老木がある。 ●境内の万葉歌碑
ひさかたの 天の香具山 このゆふべ「「霞たなびく 春立つらしも (巻10-1812)
揮毫:末永雅雄


天岩戸(あまのいわと)神社

●天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る天岩戸神社 ●天照大神が弟の素盞嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴狼藉に怒り、引き籠もったとされている天岩戸


大官大寺(だいかんだいじ)跡

●田園地帯を南北に一直線に貫く遊歩道の傍らにある大官大寺跡。上野誠教授によれば、この田園地帯を吹き渡る風が「明日香風」だとか。 ●10時15分頃出発してここへ到着したのは正午。塔跡で昼食の弁当を開くラジオウォーカーが目立った。


ラジオウォークの解説者

●ロープにガードされて進む解説者たち。中央は万葉学者・上野誠教授 ●解説者一同。左から黛まどかさん、青山茂教授、上田アナウンサー、猪熊兼勝教授、上野誠教授


石神(いしがみ)遺跡

●飛鳥京の迎賓館と推測されている石神遺跡。現在、奈良文化財研究所が発掘調査中 ●発掘調査の結果は今月14日に現地説明会で公表される。


飛鳥坐(あすかにいます)神社

●事代主命(ことしろぬしのみこと)など4神を祭る神社。古くから朝廷の尊崇を受けた神社のようだ。 ●毎年2月の第1日曜日に奉納される”おんだ祭”(お田植神事)は有名


大原神社・中臣鎌足生誕地

●中臣鎌足(なかとみのかまたり)の生母・大伴夫人が眠る墓から少し先の道路の反対側にある大原神社。鎌足が産湯に使ったとされる井戸が、神社の裏手の北側にある。 ●大原神社境内に建つ万葉歌碑。
天武天皇が藤原夫人に送った歌
わが里に 大雪降れり 大原の 古りにし里に 降らまくは後(のち)(巻2・103)
これに対して、藤原夫人は次の歌を返した。
わが丘の おかみに乞ひて 降らしめし 雪のくだけし そこに散りけむ(巻2・103)


万葉文化館

●2001年9月15日、明日香村に誕生した巨大な文化施設「県立万葉文化館」。国の内外から訪れる人々が、『万葉集』を中心とした古代文化を楽しみ、学ぶことのできる総合文化施設を目指している。 ●万葉文化館の野外イベント広場で、河内家菊水丸、浜村純など多彩がゲストが出演し、催しを盛り上げた。


飛鳥寺

●蘇我氏が建立した我が国最初の本格的寺院 。中央の塔の周りに中金堂、東金堂、西金堂を配した一塔三金堂式と呼ばれる特異な配置の伽藍だった。 ●現在は、かって中金堂があった場所に飛鳥大仏を安置する堂宇と、小さな鐘楼だけが主な建造物である。


水落遺跡

●斉明天皇6年(660)5月、中大兄皇子(なかのおおえのみこ、のちの天智天皇)は、日本で初めて造らせた水時計の跡 ●帰路、飛鳥川の遊歩道の脇で花開いていた梅





2009/02/11作成 by pancho_de_ohsei

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