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埼玉県の日高市を流れる清流・高麗川(こまがわ)の流域に巾着田(きんちゃくだ)と呼ばれる土地がある。高麗川が蛇行して作り上げた土地で、近くの日和田山から眺めると”きんちゃく”の形に似ていることから、この名が付いたという。川に囲まれた面積約17ヘクタールのこの場所は、昔はすべて水田だったが、現在は一部を残してほとんどが休耕田になっている。
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| 巾着田の周辺地図 |
巾着田付近の高麗川の岸辺は、彼岸花の群生地であり、その規模は長さ約600m、巾約50mにも及ぶ。そのため、全国的にみても最大級の彼岸花の群生地とされている。洪水のたびに上流から流されてきた球根が、自生して群落をなした。そのため秋の彼岸を迎えたこの時期、付近一帯は緋色に染め上げられる。ニセアカシアの林の緑や高麗川の清流が、その艶やかさをいっそう引き立てるという。
埼玉県に長年住みながら、今まで巾着田を訪れたことがない。彼岸は過ぎたが、本日初めて巾着田の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)公園を訪ねてみる気になった。池袋から西武池袋線に揺られることおよそ54分、最寄りの「高麗」駅で下車して驚いた。彼岸の3連休は過ぎたというのに、駅前広場を待ち合わせ場所に指定し、これから巾着田に向かう大勢の見学者であふれている。
巾着田は駅から徒歩15分ほどの道のりだ。そのアクセスにも、まるで小学生の遠足のように長い隊列が続く。彼岸花の咲き乱れる高麗川の岸辺に着いても、混雑の様子は変わらない。3連休の間はもっとすごい人出だったとのことだ。とにかく人混みに紛れながら、彼岸花の咲き誇る様子をデジカメに収めてきた。我が国最大の群生地と言われるだけあって、どこもかしこも緋色の絨毯を敷き詰めたようだ。その一部を以下で紹介しよう (写真は、マウスでクリックすれば拡大表示可能)。
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