2006 11 21 小春日和の一日、秋の名残を撮る
(青線で囲った写真は拡大表示できます。マウスでクリックしてください)

40年来の友人が橿原の安アパートにしばらく投宿することになった。
カメラ好きの彼は、入江泰吉の写真集に魅せられて秋の大和を撮りたいという。
大和と言えば先ず明日香。本日は倭古京を案内しながら、秋の名残の明日香を追った。

紅葉とは落葉樹の葉の色が変わる現象だが、厳密には赤色に変わるのを「紅葉」、黄色に変わるのを「黄葉」、褐色に変わるのを「褐葉」と呼ぶらしい。
カエデは目にも鮮やかな朱色に変色するが、銀杏は黄色に、ブナなど落葉樹は褐色に色を変える。
京都などに比べて、大和地方では朱色よりも黄色や褐色の”紅葉”が目立つ。
そう言えば、『万葉集』では”モミジ”は「紅葉」ではなく「黄葉」と表記してあるとのことだ。


朝日を浴びてすがすがしい橿原神宮

橿原神宮の境内で、外拝殿横でカエデが一本
鮮やかな朱色に変色していた。

常緑樹が圧倒的に多い境内では、
その色は一層鮮やかに見えた。

橿原神宮の借景・畝傍山も色づいてきた。
だが、紅葉した木々はあまり目立たない

深田池から葛城・金剛山系を望む。
池の縁の桜はほとんど落葉してしまった。


国営飛鳥歴史公園の中の甘樫丘の木々も色づいてきた

甘樫丘展望台の登り口付近

豊浦休息所付近の木々が落とした落葉の絨毯

甘樫丘展望台で枯れ葉をつけている桜

落葉した桜の枯れ枝越しに望む畝傍山

北方に小さくそびえる耳成山(左)と天香具山(右)

甘樫丘展望台から見下ろした飛鳥の集落


蘇我馬子が建立した我が国最初の本格的仏教寺院・飛鳥寺(法興寺、元興寺)の跡に建つ安居院。
本日も小春日和の暖かい日差しのもとで、穏やかなたたずまいを見せていた。

飛鳥寺の法灯を受け継ぐ安吾院

止利仏師の作と伝えられる飛鳥大仏

飛鳥寺に西門の外にある「入鹿の首塚」。板蓋宮で殺された蘇我入鹿の首を祀る

西側から見た飛鳥寺。往時、この付近には槻の木(ケヤキ)がそびえる広場があった。


酒船石:松本清張の推理小説「火の回廊」で一躍世間の注目を引いた謎の石像物。
いまだにその用途は解明されていない。

クサビの跡が目立つ側面

酒船石から岡寺へ向かう路の傍らにある柿畑


平成13年9月15日に明日香村に開館した万葉文化館は、
『万葉集』を中心とした古代文化に関する総合文化拠点

その庭園には万葉植物が植林され、
玄関近くでもカエデが赤く染めている

万葉文化館の庭園の隅で
秋の深まりを告げている落葉樹

義淵僧正が創建した龍蓋寺(=岡寺)は、西国三十三所第七番札所

カエデの枝越しに見た境内の本堂・開山堂・旧書院

昭和61年に実に510年ぶりに再建された三重宝塔

三重宝塔の横で朱色に色づいた
カエデ


7世紀の初め頃築造された石舞台古墳

天井石の重さ。北側が64トン、南側は77トン

石の重さ約2300トンという大規模古墳

玄室の長さ約7.6m、幅約3.5m、高さ約4.7m

東側から見た石舞台古墳


明日香村で見たその他の秋の景観

稲淵の棚田

橘寺の銀杏

国営飛鳥歴史公園館

覆屋に覆われた高松塚古墳

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